sora.conf リファレンス

Sora の設定ファイルは key = value 形式です。 文字列であっても "" で囲わないでください。

単位指定

sora.conf では一部の設定に単位の指定が必須です。

  • 利用可能な単位

    • ミリ秒 ms

    • s

    • min

    • h

  • 数値と単位の間にはスペースを入れて下さい

設定例
 webhook_response_timeout = 30 s

license_file

デフォルト:

"etc/license.json"

ライセンスファイルのパスを指定してください、可能な限り 絶対パス を指定してください。

設定例
 license_file = etc/license.json

label

デフォルト:

"WebRTC SFU Sora"

認証やイベントウェブフック通知時に送られる、サーバー固有の値を指定することができます。

設定例
 label = sora-node-001.example.com

ipv4_address

デフォルト:

設定無し

この値を有効にしなくても自動で IPv4 アドレスを収集しますが、 固定された IPv4 アドレスがサーバーに割り当てられている場合は指定することを推奨しています。

IPv4 アドレスを指定してください。 192.0.2.10 のように指定してください。

設定例
 ipv4_address = 192.0.2.10

ipv6

デフォルト:

false

IPv6 機能を有効にするかどうか指定してください。デフォルトでは無効になっています。

この機能を有効にすると以下の機能が有効になります

  • ipv6_address が指定されていない場合は自動で IPv6 アドレスが収集される

  • ipv6_address で指定された値が使用される

  • IPv6 アドレスが使用可能だった場合、 TURN サーバーの URL が IPv6 でも払い出される

この機能はシグナリングや API を IPv6 有効にする機能ではありません。シグナリングや API は IPv6 非対応です。

設定例
 ipv6 = false

ipv6_address

デフォルト:

設定無し

この値を有効にしなくても ipv6 が true の場合は、自動で IPv6 アドレスを収集しますが、 固定された IPv6 アドレスがサーバーに割り当てられている場合は指定することを推奨しています。

IPv6 アドレスを指定してください。 2001:0DB8::10 のように指定してください。

設定例
 ipv6_address = 2001:0DB8::10

devtools

デフォルト:

false

Sora には機能をすぐに試してもらえるように開発ツールが含まれています。

開発ツールを有効にする場合は、 true を指定し、有効にしてください。

詳細は 開発者ツール をご確認ください。

設定例
 devtools = true

auth_webhook_url

デフォルト:

指定なし

認証機能を有効にしたときに、問い合わせに行く HTTP URL を指定してください。その戻り値に含まれる値によって認証の可否を判定します。

設定例
 auth_webhook_url = https://example.com/sora/webhook/auth

auth_webhook_log

デフォルト:

true

認証のログをすべてファイルに出力します。詳細は 認証ウェブフックログ をご確認ください。

設定例
 auth_webhook_log = true

session_webhook_url

デフォルト:

指定なし

セッションに関連する通知先の HTTP URL を指定してください。

設定例
 session_webhook_url = https://example.com/sora/webhook/session

session_webhook_worker_number

デフォルト:

5

範囲:

5-5000

セッションウェブフックのワーカー数を指定します。

設定例
 session_webhook_worker_number = 5

session_created_timeout

デフォルト:

5 s

範囲:

0 - 300 s

セッションの同時接続数が 0 から 1 になった場合にセッション作成にかけられる時間を指定します。

設定例
 session_created_timeout = 5 s

session_destroyed_timeout

デフォルト:

15 s

範囲:

0 - 300 s

セッションに同時接続数が 0 になった場合、セッション破棄する時間を指定します。

設定例
 session_destroyed_timeout = 15 s

event_webhook_url

デフォルト:

指定なし

クライアントの接続や切断、録画ファイル生成の終了などのイベントを通知する HTTP URL を指定してください。

設定例
 event_webhook_url = https://example.com/sora/webhook/event

event_webhook_worker_number

デフォルト:

5

範囲:

5-5000

イベントウェブフックのワーカー数を指定します。

設定例
 event_webhook_worker_number = 5

webhook_response_timeout

単位指定必須

デフォルト:

5 s

範囲:

1-600 秒

ウェブフックのレスポンスタイムアウト時間を指定してください。

設定例
 webhook_response_timeout = 5 s

webhook_insecure

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

false

ウェブフックで HTTPS を利用する際に証明書のチェックを行わない場合はこの設定を有効にして下さい。

設定例
 webhook_insecure = true

webhook_basic_authn

デフォルト:

false

ウェブフックで HTTP ベーシック認証を利用するかどうかを指定してください。

設定例
 webhook_basic_authn = true

webhook_basic_authn_user_id

デフォルト:

指定なし

ウェブフックで HTTP ベーシック認証を利用する際のユーザー ID を指定して下さい。 basic-authn-user-id の用に文字列で指定して下さい。

設定例
 webhook_basic_authn_user_id = basic-authn-user-id

webhook_basic_authn_password

デフォルト:

指定なし

ウェブフックで HTTP ベーシック認証を利用する際のパスワードを指定して下さい。 basic-authn-password の用に文字列で指定して下さい。

設定例
 webhook_basic_authn_password = basic-authn-password

webhook_proxy_url

指定しない場合はコメントアウトしたままにしてください

デフォルト:

指定なし

ウェブフックで利用する HTTP Proxy の URL を指定して下さい。 http://proxy.example.com:8080 の用に URL を指定して下さい。

設定例
 webhook_proxy_url = http://proxy.example.com:8080

webhook_proxy_auth_user

指定しない場合はコメントアウトしたままにしてください

デフォルト:

指定なし

ウェブフックで利用する HTTP Proxy の認証ユーザーを指定して下さい。 proxy-auth-user の用に文字列で指定して下さい。

設定例
 webhook_proxy_auth_user = proxy-auth-user

webhook_proxy_auth_password

指定しない場合はコメントアウトしたままにしてください

デフォルト:

指定なし

ウェブフックで利用する HTTP Proxy の認証パスワードを指定して下さい。 proxy-auth-password の用に文字列で指定して下さい。

設定例
 webhook_proxy_auth_password = proxy-auth-password

ignore_connection_updated_webhook

デフォルト:

false

イベントウェブフックの接続の更新をコールバックを無視するかどうかを指定してください。 デフォルトでは通知を行います。

設定例
 ignore_connection_updated_webhook = false

ignore_connection_failed_webhook

デフォルト:

true

接続が失敗した際に、 event_webhook_url に登録された HTTP URL に通知を行うかどうかを指定してください。 デフォルトではエラーの通知を行いません。

設定例
 ignore_connection_failed_webhook = true

ignore_session_vanished_webhook

デフォルト:

true

モードが block_new_session または block_new_connection の際に、 session_webhook_url に登録された HTTP URL に session.vanished の通知を行うかどうかを指定してください。 デフォルトでは通知を行いません。

設定例
 ignore_session_vanished_webhook = true

ignore_spotlight_changed_webhook

デフォルト:

true

スポットライト機能で発言者が切り替わった場合に、 event_webhook_url に登録された HTTP URL に通知を行うかどうかを指定してください。 デフォルトでは通知を行いません。

設定例
 ignore_spotlight_changed_webhook = true

archive_dir

デフォルト:

archive

録画ファイルが保存されるディレクトリを指定してください。可能な限り 絶対パス で指定してください。

設定例
 archive_dir = /path/to/archive

注意

archive_dirarchive_tmp_dir は違うディレクトリを指定して下さい

archive_tmp_dir

デフォルト:

tmp/archive

録画に使用する一時ファイルを保存するディレクトリを指定してください。可能な限り 絶対パス で指定してください。

重要

録画が失敗した場合には、このディレクトリに保存されたファイルは自動的に削除されません。 そのため録画失敗時には一時ファイルが残り続けます。

設定例
 archive_tmp_dir = /path/to/tmp/archive

注意

archive_dirarchive_tmp_dir は違うディレクトリを指定して下さい

split_archive_legacy_prefix

警告

この設定は 2023 年 6 月リリース予定の Sora にて廃止されます

デフォルト:

false

レガシーな分割録画の設定を有効にするかどうかを指定してください。

この設定を有効にすると以下のように変更されます。

  • 分割録画ファイルが利用できるようになった際のイベントウェブフックタイプが "type": "archive.split" に変更されます

  • 分割録画ファイルが終了した際のイベントウェブフックタイプが "type": "archive.end" に変更されます

  • 分割録画ファイルメタデータのファイル名が "type": "archive-<connection-id>_<idnex>.json" に変更されます

設定例
 split_archive_legacy_prefix = false

signaling_port

デフォルト:

5000

シグナリングに使用するポート番号を指定してください。

設定例
 signaling_port = 5000

signaling_loopback_address_only

デフォルト:

false

シグナリングへのアクセスをループバックアドレスからのみに制限します。可能な限り有効にしてください。

設定例
 signaling_loopback_address_only = true

signaling_notify

デフォルト:

true

シグナリング経由で接続や切断、更新の通知を受け取るかどうか指定してください。この設定はすべての設定に影響します。 個別の設定の場合は認証ウェブフックのレスポンス時で指定してください。

シグナリング経由での通知機能の詳細は "type": "notify" をご確認ください

認証の戻り値に関しては 認証ウェブフックの戻り値での指定 を確認してください。

設定例
 signaling_notify = true

signaling_notify_session_id

デフォルト:

true

シグナリング通知機能が有効な際、通知にセッション ID を含むかどうかを指定してください。

設定例
 signaling_notify_session_id = true

signaling_notify_client_id

デフォルト:

true

シグナリング通知機能が有効な際、通知にクライアント ID を含むかどうかを指定してください。

設定例
 signaling_notify_client_id = true

signaling_notify_bundle_id

デフォルト:

true

シグナリング通知機能が有効な際、通知にバンドル ID を含むかどうかを指定してください。

設定例
 signaling_notify_bundle_id = true

signaling_notify_connection_id

デフォルト:

true

シグナリング通知機能が有効な際、通知にコネクション ID を含むかどうかを指定してください。

設定例
 signaling_notify_connection_id = true

signaling_notify_media

デフォルト:

true

シグナリング通知機能が有効な際、通知に音声や映像が有効かどうかを含むかどうかを指定してください。

設定例
 signaling_notify_media = true

signaling_notify_metadata

デフォルト:

true

シグナリング通知機能が有効な際、 "type": "connect"signaling_notify_metadata で指定した値、 または認証ウェブフックの戻り値の signaling_notify_metadata で指定した値を通知するかどうかを指定してください。

設定例
 signaling_notify_metadata = true

signaling_notify_metadata_ext

デフォルト:

false

シグナリング通知メタデータ拡張機能を有効にするかどうかを指定して下さい。 シグナリング通知機能が無効でも通知されないだけで API は利用可能です。

詳細は シグナリング通知メタデータ拡張機能 をご確認下さい。

設定例
 signaling_notify_metadata_ext = true

signaling_notify_authn_metadata_max_size

デフォルト:

64512

シグナリング通知認証メタデータの最大サイズをバイト単位で指定してください。 0 ~ 1048576 の範囲で指定可能です。

設定例
 signaling_notify_authn_metadata_max_size = 64512

signaling_notify_network

デフォルト:

true

シグナリング通知機能が有効な際、ネットワークの状態を通知するかどうかを指定してください。

設定例
 signaling_notify_network = true

signaling_notify_rtp_stream

デフォルト:

true

シグナリング通知機能が有効な際、 RTP ストリームの停止と再開の状態を通知するかどうかを指定してください。

設定例
 signaling_notify_rtp_stream = true

signaling_notify_recording

デフォルト:

true

シグナリング通知機能が有効な際、 録画の開始と停止の状態を通知するかどうかを指定してください。

設定例
 signaling_notify_recording = true

signaling_bundle_id

デフォルト:

false

シグナリングでバンドル ID を指定可能にするかどうかを指定してください。

設定例
 signaling_bundle_id = true

default_data_channel_signaling

注意

この機能を本番環境で利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

false

シグナリング経路を WebSocket から DataChannel に切り替えるかどうかを指定してください。

設定例
 default_data_channel_signaling = false

default_ignore_disconnect_websocket

注意

この機能を本番環境で利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

false

シグナリング経路を DataChannel に切り替えた際に WebSocket が切断されても接続の切断と判断しないかどうかを指定してください。

設定例
 default_ignore_disconnect_websocket = false

data_channel_messaging

注意

この機能を本番環境で利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

false

DataChannel を使用したメッセージング機能を利用するかどうかを指定してください。

設定例
 data_channel_messaging = false

data_channel_messaging_only

注意

この機能を本番環境で利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

false

DataChannel メッセージング利用時に、音声と映像を false にした場合でも接続可能にするかどうかを指定してください。

設定例
 data_channel_messaging_only = false

data_channel_stats_timer_interval

単位指定必須

デフォルト:

5 s

範囲:

5-300 秒

シグナリング経路を DataChannel に切り替えた際にクライアントへの統計情報を要求する間隔を指定してください。

設定例
 data_channel_stats_timer_interval = 5 s

dcsctp_heartbeat_interval

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

単位指定必須

デフォルト:

30 s

範囲:

0-120 秒

シグナリング経路を DataChannel に切り替えた際の SCTP プロトコルのハートビート間隔を指定してください。

設定例
 dcsctp_heartbeat_interval = 30 s

dcsctp_slow_start_tcp_style

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

false

シグナリング経路を DataChannel に切り替えた際の SCTP プロトコルの TCP スタイルスロースタートを指定してください。

設定例
 dcsctp_slow_start_tcp_style = false

api_port

デフォルト:

3000

API に使用するポート番号を指定してください。

設定例
 api_port = 3000

api_loopback_address_only

デフォルト:

false

API へのアクセスをループバックアドレスからのみに制限します。可能な限り有効にしてください。

設定例
 api_loopback_address_only = true

api_cors_origin

デフォルト:

指定なし

API の戻りのヘッダーに CORS (Cross-Origin Resource Sharing) を含める際のドメインを指定してください。 http から始めて、パスの / は含まないでください。

設定例
 api_cors_origin = http://127.0.0.1:5000

turn

デフォルト:

true

注意

この機能を false にする場合は事前にサポートまでご連絡ください

使用しない場合の設定

設定例
 turn = false

turn_realm

デフォルト:

"sora-turn.example.com"

TURN 機能で使用するレルムを指定します。 文字列であれば何でも良いのですが、会社のドメインなどを指定することをおすすめします。

設定例
 turn_realm = sora-turn.example.com

turn_fqdn

デフォルト:

なし

TURN 機能の URL で使用する FQDN (最後の . なし) を指定してください。

指定した場合は TURN-UDP, TURN-TCP, TURN-TLS に共通で採用されます。 TURN-TLS の FQDN は turn_tls_fqdn 設定で上書きできます。

TURN 利用ドメイン名が sora-turn.example.com の場合

設定例
 turn_fqdn = sora-turn.example.com

turn_tls_fqdn

TURN 機能で TURN-TLS の URL で使用する FQDN (最後の . なし) を指定してください。

指定しない場合は turn_fqdn の値が採用されます。 どちらも設定されていない場合 TURN-TLS を利用することはできません。

ドメイン名が sora.example.com の場合

設定例
 turn_tls_fqdn = sora-turn.example.com

turn_tcp

デフォルト:

true

TURN 機能で TURN-TCP を使用するかどうかを指定します。使用しない場合は false を指定してください。

使用しない場合の設定

設定例
 turn_tcp = false

turn_tcp_allocate_success_delay_time

デフォルト:

100 ms

範囲:

0-1 s

TURN 機能で TURN-TCP 時の Allocate-Success を返す時間を遅らせます。

設定例
 turn_tcp_allocate_success_delay_time = 100 ms

turn_tcp_listen_port

デフォルト:

3478

TURN 機能で TURN-TCP を有効にした際に使用するポート番号を指定してください。デフォルトでは 3478 番ポートが使用されます。

設定例
 turn_tcp_listen_port = 3478

turn_tcp_port

デフォルト:

turn_tcp_listen_port の値を利用

TURN 機能で TURN-TCP URL 払い出し時のポート番号を指定してください。デフォルトでは turn_tcp_listen_port の値が利用されます。

設定例
 turn_tcp_port = 3478

turn_tcp_only

デフォルト:

false

危険

この機能はあくまで検証時のみ有効にしてください

TURN-TCP を強制的に利用するようになります。この機能を有効にした場合 warning ログが出力されます。

検証する場合

turn_tcp_only = true

turn_tls

デフォルト:

false

TURN 機能で TURN-TLS の URL 払い出し機能を使用するかどうかを指定します。使用しない場合は false を指定してください。

設定例
 turn_tls = true

turn_tls_port

デフォルト:

5349

TURN 機能で TURN-TLS の URL 払い出し機能を有効にした際に使用するポート番号を指定してください。デフォルトでは 5349 番ポートが使用されます。

設定例
 turn_tls_port = 443

turn_tls_only

デフォルト:

false

危険

この機能はあくまで検証時のみ有効にしてください

TURN-TLS を強制的に利用するようになります。この機能を有効にした場合 warning ログが出力されます。

検証する場合

turn_tls_only = true

rtx

注意

この設定を無効にする場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

true

RTX を有効にするかどうかを指定します。デフォルトでは true で有効になっています。

現時点では Chrome / Safari / Edge / Firefox が使用可能です。 iOS / Android / Unity は libwebrtc の最新版を利用している場合は対応しています。

設定例
 rtx = false

ulpfec

注意

この設定を有効にする場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

false

ULPFEC を有効にするかどうかを指定します。デフォルトでは無効になっています。

現時点では Chrome と Safari が使用可能で、 Firefox は対応しておりません。 iOS/Android は libwebrtc を使用した場合は対応しています。

設定例
 ulpfec = false

audio_red

注意

この設定を有効にする場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

true

音声冗長化を有効にするかどうかを指定します。デフォルト有効です。

現時点では Chrome M95 以降で使用可能です。非対応ブラウザが混在していても利用可能です。

設定例
 audio_red = true

generic_nack

注意

この設定を無効にする場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

true

Generic NACK を有効にするかどうかを指定します。一つのチャネルに対して、 視聴者がかなり多い場合などはこの設定を無効にすることで、サーバー側の負荷を抑えることができるようになります。

設定例
 generic_nack = true

default_audio_bit_rate

設定しないことをおすすめします

単位:

k(キロ)bps

範囲:

6-510

デフォルト:

指定なし

音声が使用できるビットレートを指定します。デフォルトの場合はブラウザ側の判断に依存します。

設定例
 default_audio_bit_rate = 32

default_video_bit_rate

デフォルト:

500

単位:

k(キロ)bps

範囲:

1-50000

映像が使用できるビットレートを指定します。デフォルトでは 500kbps です。この値を少なく指定すると解像度が不安定になります。

基本は 500 で余裕があるのであれば 800 などに設定することをお勧めします。

15000 より大きい値はまだ十分に検証ができていないため、現時点ではサポート外となります。ご了承ください。

設定例
 default_video_bit_rate = 500

default_simulcast_rid

デフォルト:

r0

サイマルキャスト利用時に視聴する rid を指定しない場合に採用される rid を指定してください。

指定可能な値は r0 または r1 または r2 のどれかになります。

設定例
 default_simulcast_rid = r0

default_forwarding_pli_interval

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

単位指定必須

デフォルト:

10 s

範囲:

1-90 秒

RTP 転送 API 利用時にクライアントに対して PLI を送る間隔を指定します。

設定例
 default_forwarding_pli_interval = 10 s

forwarding_simulcast

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

単位指定必須

デフォルト:

single

サイマルキャスト転送時のストリームを指定します。

  • single は最も優先度の低いストリームのみを転送します

  • all はすべてのストリームを転送します

設定例
 forwarding_simulcast = all

hide_origin_username

デフォルト:

false

有効にした場合は SDP の Offer 時に送られる o=<username> の username の部分を shiguredo...SORA-<version> から _ に変更します。

設定例
 hide_origin_username = false

connection_created_wait_timeout

単位指定必須

デフォルト:

30 s

範囲:

1-600 秒

WebRTC SFU と WebRTC の接続が確立するまでの許容時間を指定してください。 基本的に WebRTC SFU との接続確立は数百ミリ秒で終わります。

ただし iOS などでカメラの使用などを許可するといった設定が入る場合を考慮しデフォルトは 30 秒としています。

設定例
 connection_created_wait_timeout = 30 s

default_spotlight_focus_rid

デフォルト:

r1

指定可能 rid:

none / r0 / r1 / r2

スポットライト機能利用時に、フォーカスした際に利用する rid を指定してください。

none は映像自体を配信しません。

設定例
 default_spotlight_focus_rid = r1

default_spotlight_unfocus_rid

デフォルト:

r0

範囲:

none, r0, r1, r2

スポットライト機能利用時に、フォーカスなしで利用する rid を指定してください。

none は映像自体を配信しません。

設定例
 default_spotlight_unfocus_rid = none

default_spotlight_unfocus_audio

デフォルト:

true

スポットライト機能利用時に、フォーカスなしでの音声配信を指定してください。

設定例
 default_spotlight_unfocus_audio = false

default_spotlight_unfocus_audio_rate_limit

デフォルト:

2

範囲:

0-5

スポットライト機能利用時に、フォーカスなしの音声転送の上限レートを指定してください。

単位は 1 音声ストリーム = 50 packets / s となります。

設定例
 default_spotlight_unfocus_audio_rate_limit = 2

default_spotlight_delayed_focus

デフォルト:

true

スポットライト利用時に、遅延フォーカスの有無を指定してください。

遅延フォーカスは音声が有効になってもすぐにフォーカスせず、一定時間音声が有効な際に初めてフォーカスする仕組みです。

設定例
 default_spotlight_delayed_focus = true

default_spotlight_delayed_focus_interval

デフォルト:

2000 ms

範囲:

1-60000 ms

スポットライト利用時に、遅延フォーカスが有効な際に、どの程度遅延をさせるか指定してください。

設定例
 default_spotlight_delayed_focus_interval = 2000 ms

default_spotlight_auto_unfocus

デフォルト:

true

スポットライト利用時の自動アンフォーカスの有無を指定します。

設定例
 default_spotlight_auto_unfocus = true

default_spotlight_auto_unfocus_interval

デフォルト:

10 s

範囲:

1 ms 以上 30 s 以下

スポットライト機能の自動アンフォーカスの時間間隔を指定します。

設定例
 default_spotlight_auto_unfocus_interval = 10 s

default_spotlight_focus_min_interval

デフォルト:

2000 ms

範囲:

0 ms 以上 60 s 以下

スポットライト機能でフォーカスしてからアンフォーカスされるまでの最低時間間隔を指定します。

設定例
 default_spotlight_focus_min_interval = 2000 ms

default_spotlight_number

デフォルト:

1

範囲:

1-8

スポットライトで同時にフォーカスされるデフォルトの数を指定します。

設定例
 default_spotlight_number = 2

simulcast_encodings_file

デフォルト:

なし

サイマルキャスで利用するエンコーディングパラメータのカスタマイズを JSON 形式のファイルにて指定します。

詳細は 映像のエンコーディングパラメータのカスタマイズ をご確認ください。

設定例
 simulcast_encodings_file = etc/simulcast_encodings.json

spotlight_encodings_file

デフォルト:

なし

スポットライトで利用するエンコーディングパラメータのカスタマイズを JSON 形式のファイルにて指定します。

詳細は スポットライト利用時の映像のエンコーディングパラメータのカスタマイズ をご確認ください。

設定例
 spotlight_encodings_file = etc/spotlight_encodings.json

multistream_auto_sharing_video_bit_rate

デフォルト:

true

マルチストリームで配信者が利用する映像ビットレートを自動で共有する機能です。

映像のビットレートに 1000kbps を指定した場合 4 人の配信者がいる場合はそれぞれの配信者のビットレートは 250kbps になります。

設定例
 multistream_auto_sharing_video_bit_rate  = true

user_agent_stats

デフォルト:

true

SDK やクライアント側の統計情報を取得しサーバー側で最新の情報を保持します。 SDK やクライアント側が type: stats に対応している必要があります。

設定例
 user_agent_stats = true

ice_connection_state_disconnected_timeout

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

5 s

ICE コネクションステートが connecting から disconnected の状態に移行するまでの時間を指定します。

設定例
ice_connection_state_disconnected_timeout = 5 s

ice_connection_state_failed_timeout

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

10 s

ICE コネクションステートが disconnected から failed の状態に移行するまでの時間を指定します。

設定例
ice_connection_state_failed_timeout = 10 s

redact_api_sensitive_data

重要

この設定は明確な理由がない限り true で利用することをお勧めします。

デフォルト:

true

API の戻り値にあるセンシティブなデータが含まれる可能性の高い event_metadata を "REDACTED" という文字列にして出力します。

設定例
redact_api_sensitive_data = true

redact_archive_metadata_sensitive_data

重要

この設定は明確な理由がない限り true で利用することをお勧めします。

デフォルト:

true

録画ファイルメタデータにあるセンシティブなデータが含まれる可能性高い event_metadata を "REDACTED" という文字列にして出力します。

設定例
redact_archive_metadata_sensitive_data = true

default_h264_profile_level_id

デフォルト:

42e01f

H.264 で利用するプロファイルレベル ID を文字列で指定します。

設定例
default_h264_profile_level_id = 42e01f

e2ee

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

false

クライアントによる E2EE の利用を許可します。

設定例
e2ee = true

stats_collector_url

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

指定なし

統計コレクターの URL を指定します。 http を指定した場合は HTTP/2 (h2c) で送られます。 https の場合は HTTP/2 (h2) で送られます。

統計コレクターは HTTP/2 に対応している必要があります。

設定例
stats_exporter_url = http://192.0.2.10/collector

stats_exporter_number

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

5

統計エクスポーターの数を指定します。同時接続数が多くなった場合増やすことを検討してください。

設定例
stats_exporter_number = 10

stats_exporter_tls_fullchain_file

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

指定なし

統計コレクターサーバーとの通信に HTTPS で mTLS を利用するための設定で、 中間証明書を含むクライアント証明書を PEM 形式で設定して下さい。

設定例
stats_exporter_tls_fullchain_file = /path/to/fullchain.pem

stats_exporter_tls_privkey_file

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

指定なし

統計コレクターサーバーとの通信に HTTPS で mTLS を利用するための設定で、 クライアント証明書の秘密鍵を PEM 形式で設定して下さい。

重要

秘密鍵にはパスフレーズが設定されている場合エラーとなります

設定例
stats_exporter_tls_privkey_file = /path/to/privkey.pem

stats_exporter_tls_verify_cacert_file

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

指定なし

統計コレクターサーバーとの通信に HTTPS を利用した際、サーバー証明書のチェックを行う CA ファイルを PEM 形式で設定して下さい。

設定例
stats_exporter_tls_verify_cacert_file = /path/to/server_cacert.pem

node_name

デフォルト:

指定なし

クラスター機能で利用するノード名を指定します。

ノード名の @ の前には、正規表現 [0-9A-Za-z_\\-]+ にマッチする文字列を指定してください。 また @ の後ろには、サーバーのドメイン名(FQDN)や、IP アドレスを指定してください。

設定例
node_name = sora@192.0.2.10

cluster

デフォルト:

true

クラスター機能を利用するかどうかを指定します。

設定例
cluster = true

external_signaling_url

デフォルト:

指定なし

ノードに対するシグナリング URL を指定します。クラスター機能のリダイレクト時に用います。

設定例
external_signaling_url = ws://127.0.0.1:5000/signaling

external_api_url

デフォルト:

指定なし

ノードに対する Sora API の URL を指定します。クラスター機能のリダイレクト時に用います。

設定例
external_api_url = http://127.0.0.1:3000/

contact_node_name_list

デフォルト:

指定なし

クラスターが有効な時、起動時に自動で JoinCluster を試行するノード名のリストを指定します。

カンマ区切りで指定してください。

注釈

自分自身のノード名を含めても問題ありません。

設定例
node_name = sora@192.0.2.10
contact_node_name_list = sora@192.0.2.10, sora11@192.0.2.11, sora12@192.0.2.12

cluster_auto_reconnect

デフォルト:

true

クラスターが有効な際、ネットワーク障害やノード障害の発生時に自動で再接続を試みるかどうかを指定します。

設定例
cluster_auto_reconnect = true

cluster_listen_min_port

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

49010

sora.conf にクラスター利用時のノード間通信に使用するポート番号範囲の最小値を指定します。

設定例
cluster_listen_min_port = 49010

cluster_listen_max_port

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

49020

sora.conf にクラスター利用時のノード間通信に使用するポート番号範囲の最大値を指定します。

設定例
cluster_listen_max_port = 49020

data_dir

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

data

Sora 内部で利用する情報を書き出すディレクトリを指定してください。可能な限り 絶対パス で指定してください。

設定例
 data_dir = /path/to/data

av1

デフォルト:

true

AV1 が利用可能になります。

設定例
 av1 = true

h265

デフォルト:

false

危険

この機能はあくまで検証時のみ有効にしてください

H.265 が利用可能になります。

設定例
 h265 = true

default_multistream

デフォルト:

true

危険

この設定は 2023 年 6 月リリースの Sora にて廃止されます

マルチストリームをデフォルトにするかどうかを指定してください。

設定例
 default_multistream = true

rtp_hdrext_video_orientation

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

false

RTP ヘッダー拡張 urn:3gpp:video-orientation を利用するかどうかを指定します。

rtp_hdrext_video_content_type

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

false

RTP ヘッダー拡張 http://www.webrtc.org/experiments/rtp-hdrext/video-content-type を利用するかどうかを指定します。

rtp_hdrext_video_timing

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

false

RTP ヘッダー拡張 http://www.webrtc.org/experiments/rtp-hdrext/video-timing を利用するかどうかを指定します。

rtp_hdrext_playout_delay

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

false

RTP ヘッダー拡張 http://www.webrtc.org/experiments/rtp-hdrext/playout-delay を利用するかどうかを指定します。

rtp_hdrext_color_space

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

false

RTP ヘッダー拡張 http://www.webrtc.org/experiments/rtp-hdrext/color-space を利用するかどうかを指定します。

rtp_hdrext_sdes_mid

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

false

RTP ヘッダー拡張 urn:ietf:params:rtp-hdrext:sdes:mid を利用するかどうかを指定します。

rtp_packet_loss_simulator_incoming

危険

この機能はあくまで検証時のみ有効にしてください

デフォルト:

0

範囲:

0-100

Sora が受信する RTP パケットを指定したパーセント分ドロップさせます。

値を 0 より大きくした場合、クライアントが接続するたびに warning が発生します。

Sora が受信する RTP パケットを 10 % パケロスさせる場合

設定例
 rtp_packet_loss_simulator_incoming = 10

rtp_packet_loss_simulator_outgoing

危険

この機能はあくまで検証時のみ有効にしてください

デフォルト:

0

範囲:

0-100

Sora が送信する RTP パケットを指定したパーセント分ドロップさせます。

値を 0 より大きくした場合、クライアントが接続するたびに warning が発生します。

Sora が送信する RTP パケットを 10 % パケロスさせる場合

設定例
 rtp_packet_loss_simulator_outgoing = 10

data_channel_packet_loss_simulator_incoming

危険

この機能はあくまで検証時のみ有効にしてください

デフォルト:

0

範囲:

0-100

Sora が受信する DataChannel パケットを指定したパーセント分ドロップさせます。

値を 0 より大きくした場合、クライアントが接続するたびに warning が発生します。

Sora が受信する DataChannel パケットを 10 % パケロスさせる場合

設定例
 data_channel_packet_loss_simulator_incoming = 10

data_channel_packet_loss_simulator_outgoing

危険

この機能はあくまで検証時のみ有効にしてください

デフォルト:

0

範囲:

0-100

Sora が送信する DataChannel パケットを指定したパーセント分ドロップさせます。

値を 0 より大きくした場合、クライアントが接続するたびに warning が発生します。

Sora が送信する DataChannel パケットを 10 % パケロスさせる場合

設定例
 data_channel_packet_loss_simulator_outgoing = 10

opus_param_channels

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

2

範囲:

1-8

opus_param_maxplaybackrate

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

48000

範囲:

8000-48000

opus_param_stereo

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

true

opus_param_sprop_stereo

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

true

opus_param_ptime

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

20

範囲:

3-120

opus_param_minptime

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

10

範囲:

3-120

opus_param_useinbandfec

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

true

opus_param_usedtx

注意

この設定を利用する場合は事前にサポートまでご連絡ください

デフォルト:

false

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